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夜の子供たち
ダン・シモンズ著「夜の子供たち」 上・下
布施由紀子 訳

ドラキュラ一族の後継者を知らず養子にした、女医の戦い。
医学が伝説に織り交ぜられていくゴシック・ホラー。
つまらない。
吸血鬼ものと考えて入ると、まったくもってつまらない。
良くある、科学で全ては解決できる系は、吸血鬼に対する尊厳も誇りも全て奪い取る点が強く出てしまう。
しかし、それでもシモンズのこの設定ではもっと面白くできたのではないだろうかと思うと、本当に残念。
劣勢遺伝子とレトロウイルスを用いた吸血鬼の起源もそんなに不自然でなかったし、闇の長老の醒めた思考も古めいた儀式を行う現代のストリゴイに対照的で、長老の回想が一番好き。ここが最も吸血鬼ものとしては良かったと思う。
ドラキュラを立てつつ、吸血鬼に科学が勝つには、この方法しかやはりないのかしら…

しかし、吸血鬼ものではないとして読んでもつまらないのは、いかがなものか。
まず、主人公の女医・ケイトが養子に対する愛情が、一番重要なところで曖昧になって、自分の研究対象のものになってしまったり、ヒステリーを起こしたり、妄想の中に入り込んだり。あろうことか、居眠りって!何、居眠りしかけてて、自分がどうやってここまで着いたかわからないって!そんな物語のはしょり方でいいの、シモンズ!?
話自体も、前半面白かったのに、後半の詰めで、完全に破綻。
吸血鬼の使いっぱしりをしていて青年(実は二重スパイ)がしかけた爆弾で儀式中の吸血鬼一族を全滅させ、恋人にしたヘリの操縦ができる神父と、燃え盛る城から脱出。
すごいよ。
サーチライトと吸血鬼の警備兵をかいくぐり、途中であったジプシーの女に馬を貸してもらい、ロッククライミングでお城へ!
しかもそのジプシーは「夫と娘が城で儀式のために連れて行かれた」って言ってるのに、爆破。
…爆破…!
いや、爆弾つけたのケイトじゃないけどさ…ないけどさ…!

あれかな。
やっぱり翻訳者の当たり外れも大きいのかな…
ここまで、主人公の感情についていいけないのも珍しい。残念賞。
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【2005/09/23 13:36 】 | 小説感想 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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